人はなかなか家で勉強できません。
やはり、仕事でも勉強でも、それにふさわしい場所がありますし、場所を変えることで気持ちの切り替えができます。
どんなに勉強ができるお子様でもやはり家でも勉強できる子はなかなかいません。
やはり、家は外での疲れを癒す場所。外は頑張る場所。
もし、家で休憩をしないなら、人は必ず外で休憩をしまいます。
塾を運営しているとき、家で厳しく勉強をさせられている子は塾でまったく勉強しませんでした。
家での疲れを塾で癒しているんです。
「じゃあ、家で勉強したくない」ってお母さんに言えばいいじゃないか?っと生徒に伝えると、「言っても無駄なんです」って答える子がほとんどでした。
もう、そういう子はほぼロボットです。自分の感情や意思をまったく言わないんです。嵐が去るのを待つ思考になっているんです。
僕は「教育ママは必ず子育てに失敗する」といつも言ってきました。これまでそういう人を何人も見て、たくさんの子どもたちが精神疾患になってきたからです。これが今のリアルな現状です。ほとんどの母親は子どもが精神疾患になって初めて自分の過ちに気が付きます。
僕は「自宅でしっかりと休む」ことが、やはり効率的に効果を上げる最大の方法だと思います。
フィンランドは学校の宿題を廃止した途端、学力が世界NO.1となりました。
それは、脳にしっかりと休息を与えることでパフォーマンスがあがったからです。
僕の塾も、ある段階から宿題を廃止しました。その代わりほぼ毎日塾に来て、約1時間ほど勉強してもらいました。それでも成績が落ちるどころか、逆に上がるんです。でも、その理由を理解出来ない親がめちゃくちゃ多いんです。もっと勉強すればもっと上がるって、、、。だから宿題出せって言ってくるんです。
僕は勉強は外でやればいいと思うんです。家では家族の会話を楽しめばいいんです。それが健全だし、そうすることで、パフォーマンスが劇的に上がるんです。
大事なことは親がサポートすることではないと思うんです。困ったときに誰に助けを求めればいいのかをちゃんと教えることなんです。「助けて」ってちゃんと言える子に育てることなんです。
最近は、子どもが「助けて」って言わなくても、「常に横に先生がいて助けてくれる」のを好む方が多いですね。そんな状況にちょっと疑問を感じてる41歳のオヤジです。